名古屋大学教授 齊藤弘久さんからの問題提起 /4/27「AI時代における人間的創造性:マインドフルネスの視点から」
- pvjapantourcommitt
- 3月30日
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更新日:4月1日
2026年4月27日(月)名古屋大学 Idea Stoaにてプラムヴィレッジ僧侶を招いてイベントを行います。
急激に変化するこのAI時代に、私たち人間に問われていることは何でしょうか?
イベント開催に向けた、共同企画者の齊藤弘久さん(名古屋大学未来社会創造機構Future Society Studio)からの問題提起です。

AIという「鏡」が映し出す人類の未来
現在、名古屋大学で産学連携の共同研究を進めつつ、コー・イノベーション大学では地域課題解決を軸にした教育と実践に携わっているのですが、そのどちらの文脈でも、AI(人工知能)は非常に重要視されています。
AIは、現在の社会や産業の構造をどのように変えていくのか?
AIの進歩とともに、学校や企業での学びはどのように変わっていくのか?
これら以外にもAIに関する様々な問いに向き合うなかで、根底には一つの核心的なポイントがあると思うようになりました。
それは、AIが作り出す未来についての予測的な議論が多いなかで、「そもそも私たち人間は、どのように社会を変えていきたいのか」と主体的に問うことの重要性です。
AIを含む科学技術は、私たち人間の鏡です。「敵対する相手を効率的に攻撃して勝利したい」と言う願いがあれば、そのための技術が生まれます。「異なる言語を話す相手とも意思疎通して共生したい」と言う願いがあれば、そのための技術が生まれます。
人間のマインドが持つ根源的な創造性
そもそも私たちは、何を大切にしていきたいのか?
この問いに答えるために、自分の内にずっと深く潜っていく、と同時に、異なる価値観をもつ自分の周りの人たちとも対話をしていく。
そのどちらの行為にも、マインドフルネスは必要不可欠だと感じています。私たちのマインドのクオリティが、私たちの生み出す技術のクオリティに決定的な影響を与えるからです。人間のマインドは、このような根源的な意味での「創造性」を持っています。
そのマインドを深く見つめ、そして育てることに人生を捧げている僧侶の人たちは、AIについてどんな考えを持っているのだろうか?
この自分自身の好奇心が、今回の企画をしたきっかけです。
プラムヴィレッジ僧侶団との貴重な機会
特にプラムヴィレッジの僧侶の方々からお話を聞きたいと思った理由は、プラムヴィレッジには、マインドフルネスをコミュニティとして実践し、社会を変えるために行動する伝統があるからです。
人間とAIの関係を個人のレベルだけで考えず、社会全体の在り方の問題として捉えて洞察する。そのような機会を作るためには、プラムヴィレッジの僧侶の方々に来ていただくのが最善だと判断しました。
4月27日の夕方、なるべく多くの方にお越しいただき、マインドフルネスのワークやシェアリングをしながら、一緒に「AI時代における人間的創造性」を考えることができれば嬉しいです。
寄稿:齊藤 弘久さん(名古屋大学未来社会創造機構Future Society Studio教授)


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